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お金のエネルギー



 「お金はね、つまるところ、エネルギーなのだよ。きみの1時間の労働力は、生命エネルギーだと言えよう。そして、
 そのエネルギーと10フランは、交換することが出来るのだ。1年で2万500フラン稼ぐ人は、250日働くとして、
 100フランと1日の労働力を交換している。その人の寿命が、70年だとして、働ける時間が50年だとすると、
 その人の人生における総労働日数の12500分の1が、1日に働く時間に相当する。
 
人生の1日とお金を交換していることは、すなわち、自分の命を切り売りしていることにほかならない
 

 
普通の人は、お金をやるから命を差し出せと言うと、とんでもないと怒りだすだろう。
 しかし、自分の命をリースするという序受け印になれば、よろこんでOKしているのだよ。
 それが、労働者の働き方の本質だ。
 
 嫌いな仕事をやると、お金と自分の生命エネルギーがつながってしまう。このリンクを切らなけらば、
 金持ちになることも、お金と心穏やかにつきあうこともできない。自分の精神レベルが低いうちは、
 この交換性ですべてを判断してしまう。だから、お金のためなら、
 命をかけようとする人が出てくるのは当然だね。だって、彼らにとっては、お金は命そのものだからだよ」

 「
人をだましたり、人から奪ったりしてお金を儲ける人間は、大きな負債を背負い込んでいるのを忘れている。
 お金は、エネルギーといっただろう。人間の想念も、一緒にくっついてまわっているのだよ。
そういうお金には、
 人間の恨み、憎しみも一緒にあるのだ。そういう人間が、心の平安とともに、過ごせるわけがない。
 そういうエネルギーは、たいてい周辺の場をゆがめるのだ。
 平安な毎日を過ごし人殺し、泥棒、ギャングやギャンブラーを想像できるかね?」

 「宝くじに当たってうれしいと思っているのは、表面上しか見ていないからだ。
 そのエネルギーには、恨み、つらみ、嫉妬のエネルギーがくっついている。
 『金持ちになりたい〜』という何万人という人の怨念がついたお金を君は受け取りたいかい?
 何十億という宝くじに当たった人間が、数年後に自己破産してしまうのも、そのためだ。
 
自分の器以上のお金を手に入れることほど、不幸なことはないのだよ。
 宝くじに当たっても、不幸にならない人がいるとすれば、もともと金持ちか、
 そのお金を周りとうまく分かち合おうとした人間だけだろう」

  引用 本田 健著 「スイス人銀行家の教え

 ベストセラーとなった『ユダヤ人大富豪の教え』に続く待望の新刊。本シリーズは、
 著者・本田健の半自叙伝的物語であるが、アメリカの老富豪・ゲラー氏から
 人生の知恵の学んだケンは、その後、どうしたのか。夢に生きることを誓い、
 成功を信じたはずの彼は、帰国して一年もすると、
 「どこにでもいる日本の大学生になっていた」。そこに一通の手紙が届く。

 お金の奴隷になるのではなく、お金に人生を導いてもらいなさい-。
 数人の実在の人物の教えをスイス銀行家ホフマンという人物に仮託して紹介。
 「ユダヤ人大富豪の教え」の続編。





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