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思いやりの世界へようこそ |
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「1日か2日の間、あなたの問題を完全に忘れてください。今のあなたより辛い立場にいる人を探し、 その人の状況が今より”ほんの少し”だけよくなるように手助けしてあげてください。」 するとたいてい、自分以上の問題を抱えている人なんかいない、という顔をする。 だがもちろん、そんなことはない。仕事をなくしたのなら、子供をなくした夫婦のところへ行けばいい。 生活が苦しいなら、路上でやっと生きている人たちがいる。昇進を逃して落ち込んでいるのなら、 戸口の軒下に丸まって風雨を避け、慈善団体の炊き出しで飢えをしのいでいる人たちに会ってみるこどだ。 自分が本当は幸運なのだということを忘れてはいけない。 あなたが今、直面している試練よりずっと困難な状況にいる人が、必ず何人もいるはずだ。 救いの手を差しのべることには二つの意味がある。 一つは、自分の問題を客観的に見られることだ。この人たちに比べれば自分の荷物など 軽いものだという気持ちになるだろうし、人生最大のピンチに立ち向かっている人たちの、 驚くほどの勇気をその目で見ることができる。状況を好転させる道は必ずあると思える様になるはずだ。 二つめは、たとえその人の問題を「解決」してあげられなくても、たとえ相手をなぐさめ、 思いやることしかできなかったとしても、何かを与えれば、必ずその10倍のものが受け取れるということだ。 なにも努力の見返りをもらえと言っているわけではない。そんなことではなく人間のもっと深いところにある欲求、 すなわち人の役に立ちたいという欲求を開発しようと言っているのだ。 何の見返りも求めずに与えることで、究極的な人間の喜びと自己表現を体験できる。 だから、あなたもやってみてはどうだろう。難しい?そんなことはない。 これから24時間以内に、なんなら1週間以内でもいい、 誰か見ず知らずの人に「ほんの少し」の手助けを、「ほんの少し」の支援をしてみよう。 ・・・そしてあなたは変わる さあ、時間を取ってやってみよう。そうすれば、見返りを求めずに与えたものだけが受け取れる、 すばらしい贈り物が、あなたの元に届くはずだ。 引用 アンソニー・ロビンズ著 「人生を変えた贈り物」 あなたを「決断の人」にする11のレッスン
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